残鶯

伊東一刀斎は、覚えた技は忘れてしまえ、と説く。拘っていると新しい技が身につかないと言う。武術は奥が深い。

残鶯や 技は忘れろと 弟子に説く         無得庵是空
写真  本多青仁斎靖邦の居合         菩提亭写多・撮影

平成22年7月9日

武士の魂

武士道というのは、いさぎよさ、公のこころ、惻隠の情。サムライには私欲がなかった。日本人からこういう精神を奪ったのは誰か?

取り戻せ 武士の魂 夏木立          無得庵是空
絵   合気道               無筆堂一画斎・画

平成22年7月8日

合気の気

気は自然に出す。出そうと思って出るものではない。そうなるには稽古を続けることではないか。自然体こそ気。

合気の気 宇宙の真理や 夏の宵    無得庵是空
写真  達磨の絵           無筆堂一画斎・画

平成22年7月7日 
山波平九朗  

蛍袋

全日本合気道少年練成大会前の最後の日曜特別稽古。演武、何度も繰り返す。
外は夏日。梅雨明けか?

稽古終へ 蛍袋や 迎えける         無得庵是空
写真   蛍袋                菩提亭写多

平成22年7月4日
山波平九郎

半夏生

夏至から11日目に当たる日が半夏生。ドクダミ科の花の名前でもある。

序破急や 雅楽から発し 半夏生       無得庵是空
写真   本多青仁斎靖邦の居合       菩提亭写多・撮影

平成22年7月2日

右腕

右腕、まだ痛む。軽い模擬刀でゆっくりと、技の確認。身体の使い方の繰り返し。

梅雨出水 ひとり稽古に 剣はいい       無得庵是空
写真  本多青仁斎靖邦のひとり稽古      菩提亭写多・撮影

平成22年7月1日
山波平九朗

地に堕ちた相撲道

大嶽親方は賭け事が現役時代から好きだったよう。野球賭博も競馬やマージャンのような感覚で。

武の道や 何処に消えし 作り雨        無得庵是空
写真 本多青仁斎靖邦のひとり稽古       菩提亭写多・撮影

平成22年6月30日
山波平九朗

ミルチン帰国

明るいロシアの青年だった。ウラジオストックに帰国。

シベリアの 古都でまた見る 遠花火        無得庵是空
写真  ブラディミルことミルチン    畑直紀氏撮影

平成22年6月27日
山波平九朗

サムライ

野球のWBCの日本は「サムライジャパン」。ワールドカップのサッカー日本は「サムライブルー」。日本の「サムライ」とは一体何なのか。

両手取り 天と地に分け 夏袴       無得庵是空
写真   本多青仁斎靖邦の杖       菩提亭写多・撮影

平成22年6月25日 
山波平九朗

武術上達方法

武術上達に近道はない。ただひたすら稽古。その稽古の量が技の質に変わる。

枇杷実る 合気は相手を 崩す術       無得庵是空
写真  本多青仁斎靖邦           菩提亭写多・撮影
平成22年6月25日
山波平九朗
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