型稽古

夏の稽古は暑さもそうだが、どこからか蚊が飛んでくる。足元を襲う。

杖道や こうくればこうと 夏の夕        無得庵是空
写真  本多青仁斎靖邦のひとり稽古       菩提亭写多・撮影

平成22年7月16日
山波平九朗

居合道

居合道の世界はよくわからない。斬ったら破門という指導者のいる流派。巻き藁を斬る、そのことだけを刀操法の重点に置く流派。極端に偏ってはいけない。日本人の魂、日本刀をこころ静かにただひたすらに振ることだ。

夏草や 言い合い罵倒が 居合なり          無得庵是空
写真  本多青仁斎靖邦のひとり稽古         菩提亭写多・撮影

平成22年7月14日

緊迫感

今の日本人は何か欠けてるものがある。ものが豊富。寒さと飢えはない。生活から緊迫感が消えた。

生と死の 間が武術なり 竹落葉          無得庵是空
写真  本多青仁斎靖邦のひとり稽古        菩提亭写多・撮影

平成22年7月12日
山波平九朗      

江戸の暮らし

江戸の町は「エコ都市」だった。資源の循環。自然に合わせた生活方法。子供たちは寺子屋で読み書きを習い。剣術の道場に通った。

夏葱や 江戸の暮らしよ よみがえれ       無得庵是空
写真  本多青仁斎靖邦のひとり稽古       菩提亭写多・撮影
平成22年7月11日
山波平九朗

残鶯

伊東一刀斎は、覚えた技は忘れてしまえ、と説く。拘っていると新しい技が身につかないと言う。武術は奥が深い。

残鶯や 技は忘れろと 弟子に説く         無得庵是空
写真  本多青仁斎靖邦の居合         菩提亭写多・撮影

平成22年7月9日

武士の魂

武士道というのは、いさぎよさ、公のこころ、惻隠の情。サムライには私欲がなかった。日本人からこういう精神を奪ったのは誰か?

取り戻せ 武士の魂 夏木立          無得庵是空
絵   合気道               無筆堂一画斎・画

平成22年7月8日

合気の気

気は自然に出す。出そうと思って出るものではない。そうなるには稽古を続けることではないか。自然体こそ気。

合気の気 宇宙の真理や 夏の宵    無得庵是空
写真  達磨の絵           無筆堂一画斎・画

平成22年7月7日 
山波平九朗  

蛍袋

全日本合気道少年練成大会前の最後の日曜特別稽古。演武、何度も繰り返す。
外は夏日。梅雨明けか?

稽古終へ 蛍袋や 迎えける         無得庵是空
写真   蛍袋                菩提亭写多

平成22年7月4日
山波平九郎

半夏生

夏至から11日目に当たる日が半夏生。ドクダミ科の花の名前でもある。

序破急や 雅楽から発し 半夏生       無得庵是空
写真   本多青仁斎靖邦の居合       菩提亭写多・撮影

平成22年7月2日

右腕

右腕、まだ痛む。軽い模擬刀でゆっくりと、技の確認。身体の使い方の繰り返し。

梅雨出水 ひとり稽古に 剣はいい       無得庵是空
写真  本多青仁斎靖邦のひとり稽古      菩提亭写多・撮影

平成22年7月1日
山波平九朗
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