富士山ご来迎2

富士山登山道の整備は予想を超える。悪天候で登頂できず、2年間のブランクだからなおさらだ。各山小屋にブルトーザーの道路も完璧に。ケーブルカーの計画もあるがこれはご免だ。

ただ刀を 見ているだけの 夏の夕          無得庵是空
写真  ご来迎と湖               菩提亭写多・撮影

平成23年8月17日
山波平九朗

富士山ご来迎

ご来迎、4時50分。雄大、荘厳。神が存在する世界。その東洋館から山頂までかなり時間がかかった。それでも急ぐことはない。ゆっくりゆっくり。平成23年8月8日。68歳。

身を祓い 一足一足 富士詣             無得庵是空
写真 ご来迎                   菩提亭写多・撮影

平成23年8月15日
山波平九朗

富士山へ

8月6日の稽古が終わると1週間休みをとる。7日、8日と富士山。今年は台風も避けて行ったようだし、登れそうだ。連続2年、台風で頂上登れず。大震災の年だから何とか頂上へ。

武を極む 六根浄や 富士行者             無得庵是空
写真  昨年 富士吉田 浅間神社にて       菩提亭写多・撮影

平成23年8月6日
山波平九朗


武士の魂

日本刀の文化は徳川幕府の鎖国政策によるところが大きい。戦乱が続き、鉄砲や大砲、こういった武器が発達していたら、日本刀はいらない。役に立たない。300年も平和が続いた。武士の魂、日本刀の周りに芸術が育ったのだ。武術もそうだろう。それを日本人は大切にしなければ…。

日本刀 江戸に育つや 夏の月           無得庵是空
写真  本多青仁斎靖邦のひとり稽古      菩提亭写多・撮影

平成23年8月4日
山波平九朗

武術的身体能力

居合道はマニュアルどおりにやらないで、基本を身につけたら、自由に振る。
これが性に合っている。振り下ろした剣先は何センチだと決め付ける、そういうところもあるが。真剣を振る、身体の使い方、それを少しずつ身に付けていく。それだけでいい。

真剣を 抜く払い納む 夏の暮          無得庵是空
写真  本多青仁斎靖邦のひとり稽古      菩提亭写多・撮影

平成23年8月2日
山波平九朗

自己鍛錬

もう7月も終わる。時が経つのが早い。このところ天気は不順。東北地方は豪雨。水の被害が…。自然災害は地球のどこの国も宿命だ。ガラスの地球。己に打ち克つしかない。

居合い抜き  振る剣の下の  黄金虫         無得庵是空
写真  本多青仁斎靖邦の居合            菩提亭写多・撮影

平成23年7月30日
山波平九朗

女子水泳身体作り

世界水泳選手権上海大会の50メートル背泳ぎで銀メダル、寺川綾の身体作りには感銘。かに歩きや鰐歩き。股関節の鍛錬だ。コーチは北島康介を育てた平井氏。武術にも参考になる鍛錬法。

夏の夜や 道場に虫 現れて           無得庵是空
写真 本多青仁斎靖邦のひとり稽古       菩提亭写多・撮影

平成23年7月29日
山波平九朗




少しずつ

合気道のルーツ、柔術。この歴史の深さ。想像を超える。剣術との絡みで発展したというが、それ以前ではないか。合気道の技は究極身体能力の向上である。日本人の本来の心身にもどること。少しずつ、少しずつ、である。

夏の夜や 吾に克つ道  武の教え          無得庵是空
写真  本多青仁斎靖邦の合気道          菩提亭写多・撮影

平成23年7月28日
山波平九朗


柔らかな動きを

合気道は年齢によって稽古の方法を変えたらいい。中学生、高校生のような瞬発力は歳とともに消えてゆく。ある年齢になったら武術の持つ緊迫感は秘めながら、柔らかくゆったりとした動きを繰り返す。力は抜く。

居合とは 近間の弓なり 青蜥蝪         無得庵是空
写真 本多青仁斎靖邦の居合道          菩提亭写多・撮影

平成23年7月26日
山波平九朗


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