琴平神社 どんど焼

今年も1月15日、小正月、琴平神社のどんど焼前での演武会。午前中、チラチラと小雨が降り続く。寒い。3時のどんど焼開始。無理、かなと案じるが、2時30分頃から、一転、雲がどこかへ行ってしまった。絶好の演武日和。気合が入った。

燃え上がる 前で演武の 小正月          無得庵是空

平成31年1月15日
至道無難 山波平九朗

初便り

平成は今年の4月30日をもって終る。平成30年は明治150年。我の歳は75。区切りがよかった。これを機に更なる精進だ。太刀と杖をさらに深く追求しよう。稽古だ。ひと足ずつ、ひと足ずつ。目標に向かって、一途に、前へ。

あらためて 己を見つめ 初便り          無得庵是空

謹賀新年 今年もどうぞよろしくお願いします。

平成31年1月4日
至道無難 山波平九朗
       

素読

漢籍の素読というのが日本の教育の原点だろう。四書五経、これを寺子屋に行って大声で読む。意味がわからなくてもいい。それなりに知らない内に身体に吸い込まれていく。そこにいる子供たちに共鳴して行く。合気道の稽古も素読なのだ。何をやってるのかこまかく分析しないでいい。ひたすら道場に通って技の素読をするのだ。

年流る 型はとにかく 繰り返せ           無得庵是空

平成30年12月10日
至道無難 山波平九朗


志を持て

やりだしたらやり抜くことだ。考えない。とにかくいつでも一歩前に踏み出すこと。そういう気持ちがあれば少しずつ何かを身につけていくことが出来る。「千日の稽古を持って鍛とし万日の稽古を持って錬とす」。宮本武蔵の日々は常に挑戦。それも一足、一足。積み重ね、である。

志(こころざし) 有れば成し遂ぐ 桐一葉     無得庵是空

至道無難  山波平九朗
平成30年11月13日


第13回青葉武道演武大会 
平成30年11月25日 青葉台中学校 武道場
午後12時開演 入場無料





坂道を登るように

合気道には試合がない。強いのか弱いのか。自分の道場での位置がわからない。ただ稽古というのは坂道を登って行くようなものだ。絶えず前進してなければならない。ここなのだ。三日で登ってきても休めばあっさり後戻りしてしまう。たゆまずこつこつなのだが。はじめは誰でも大変な意気込みだ。ところが熱が冷めてしまう。すると身体は元に戻ってしまう。続けると驚くほど上達するのだが。

修行とは 上る坂道 薄紅葉         無得庵是空

平成30年10月29日
至道無難 山波平九朗

受身三年

こういう時代だから畳の上で日本の伝統的な武道を子供にやらせるのはいい。厳しく礼儀作法が指導される。これは集中してやらなければ身につかない。勝手なことをあちこちで勝手にやってては道場ではない。受身三年というが、受身だけでなく身辺のこと理解するためには、そのくらい時間がかかるということだ。出来なければ稽古は無理だ。


まだ遠し 受身三年 野分晴れ         無得庵是空

平成30年10月22日
至道無難 山波平九朗

まだまだ

黒帯になるのが最終到達点ではない。そこからまだまだ修行は続く。合気道の稽古に対して誤解があるようだ。袴を着けてから、すべてが始まる。身体の動きや心構え、維持して行くのは容易ではない。何かをつかもうとしているのに、止めてしまうと稽古を始める前のただの人になってしまう。少しずつ、少しずつ、なのだが。

気にするな 一歩前へ出よ 秋の雲         無得庵是空

平成30年10月18日
至道無難 山波平九朗







スローライフ

合気道の技は神秘的なもので、触れたら一瞬飛ばされる。指先でチョロット相手を倒してしまう。そういうイメージがあり、そう思ってやっている人もいる。ところがそれは大間違いで、スローライフ、なのだ。基本的な動きの繰り返し。これを続けられるかどうか、だ。やってると、知らない内に、心と身体が出来上がって行く。感覚が養われていく。これなんです。

完璧は 目指さぬがよし 秋の暮          無得庵是空

平成30年10月16日
至道無難 山波平九朗







弄巧成拙

武術の動きに派手さというのはない。当たり前のことをどなときでも当たり前にできること、だろう。かっこよくやろうと思ってはならない。それは無意識、無為自然、自然体、これが技の結果。稽古の無意識の積み重ね。何も難しく考えてはいけない。弄巧成拙。上手くやろうなどと思うな。

こうくれば こう打ち返せ 秋の雲         無得庵是空
写真 日曜特別稽古会               菩提亭写多・撮影
平成30年10月8日
至道無難 山波平九朗










始末

武道の稽古を通じて何を学ぶか。それは取り組む姿勢、だろう。目標を立てる。それに向かって一歩、一歩。道場には始まる前には来てなければならない。自らすすんで準備。そういう謙虚さだ。終ったら片付け。始末をつける。その繰り返しが人間を作る。何も難しいことではない。


名月や 我に神なし 仏なし           無得庵是空
写真 本多青仁斎靖邦のひとり稽古        菩提亭写多・撮影
平成30年10月3日
至道無難 山波平九朗
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