型のくりかえし

演武会などのVTRを見て自分の動きを研究する。2年前の己の演武に愕然。当時は気がつかない。時間がたつと欠点がよく見える。一生修行だ。

梅が香や 型くりかえす 稽古かな         無得庵是空
写真  演武会より                畑直紀氏撮影

平成23年3月3日
山波平九朗

弥生三月

1月、2月の稽古は寒稽古。何回来れるか出席表に丸をつけて提出。3月に入ると道場も暖かくなる。4月、昇級昇段審査が待っている。


三月や 武道修得に 未来あり            無得庵是空
写真  演武会                   畑直紀氏撮影

平成23年3月2日
山波平九朗

武家茶道

利休の茶室の最終は二畳。狭い。利休死後、秀吉もいなくなると、武士の間で改革が始まった。武家茶道という上田宗箇流は広島に。毛利家に残る。

利休とは 違う武家茶道 春時雨         無得庵是空
写真  演武会                 畑直紀氏撮影

平成23年3月1日
山波平九朗

吹毛剣

吹毛剣というのは、「吹毛常磨」という言葉があるように、名刀も常に手入れしていないと、斬れなくなる、段位が上がっても常に精進せよ、ということだ。いよいよ春らしくなった。冬の間のつらかった稽古。春がやって来ましたよ。

春風や 一生励めと 吹毛剣             無得庵是空
写真 剣術・杖術講習会より             畑直紀氏撮影

平成23年2月26日
山波平九朗


神変あり

「稽古に神変あり」とは江戸の俳諧師の言葉と紹介されているが、俳句は稽古と普通言わない。この言葉はやっぱりどなたか武人が言ったのだと思う。繰り返し普段のことをやってると、神の境地に入る、ということだ。稽古とはそういうもの。

禅と武は 一体なりけり 臥竜梅        無得庵是空
写真 本多青仁斎靖邦 ひとり稽古       菩提亭写多・撮影

平成23年2月24日 
山波平九朗            

義勇仁礼

青葉塾道場の寒稽古は1月、2月のすべての日程が対象。今週の土曜日が最終。もう弥生三月はすぐそこに。

武士道とは 義勇仁礼  二月尽         無得庵是空
写真 本多青仁斎靖邦 2月18日 鎌倉    菩提亭写多・撮影

平成23年2月21日
山波平九朗


木曜稽古会

木曜日の稽古は充実する。太刀・杖を使うさまざまな稽古法が日本人の何か本来持っているものを呼び起こす。楽しくなるようだ。


杖振りて 受ける木刀や  春浅し           無得庵是空
写真  剣術・杖術講習会より             畑直紀氏撮影

平成23年2月18日
山波平九朗

福沢諭吉

福沢諭吉は坂本竜馬暗殺のニュースを聞くと、「次は俺だ!」。突如として豊後・中津藩に伝わる立身流の居合いを始めた。4尺の大刀を眼にも止らぬ早業で抜いたという。

立身流 諭吉の居合なり 梅月夜           無得庵是空
写真 本多青仁斎靖邦               中勇介撮影

平成23年2月17日
山波平九朗

日本刀の不思議

日本の歴史、胸躍らすのは戦国時代と幕末。NHKの「江」も本能寺の変から秀吉の天下へ。信長の愛刀「義元左文字」は秀吉の手に。


兼定や 歳三佩刀す 春の雪            無得庵是空
写真  琴平神社奉納              畑直紀・撮影


日曜特別稽古

2月10日の夜半から降雪はじまり日曜までの3連休はかなり積もるという予報。土曜日が心配だった。振らず。上弦の月が煌々と。日曜日は日本晴れ。期待はずれの予報になった。

白梅の 香みつる稽古場 隅落とし         無得庵是空
写真  本多青仁斎靖邦              菩提亭写多・撮影

平成23年2月14日
山波平九朗
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