文と武

歳とともに下半身、股関節が固まってくる。これは子供のようにもどらない。柔らかくしようとおもってそうなるのは心。天真爛漫。融通無碍。それは禅の世界だろう。究極、武術は、禅が大半をしめる。

文と武 戈を止めて 秋の空             無得庵是空

令和5年9月12日




型武道の奥の深さ。簡単な技でも繰り返えし練磨しないと身につかない。ひたすらに、である。

一を以て 之を貫く 秋燕      無得流俳句   無得庵是空

令和5年9月11日

動きが消える


武術の動きは本来自然のもの。力ではない。筋肉を使ったスピードではない。超高速自然体。稽古はそれを追及する。


武術には 消える動きあり 鰯雲           無得庵是空

令和5年9月1日

剣と禅

道場を作った年、昭和48年、大森曹玄の「剣と禅」を読んだ。それを毎朝10分づつ、朝の読書としてまた読み始めた。この方の道場に行った事がある。高歩院。直心影流の道場だった。この剣術は勝海舟が学んでいる。高歩というのは山岡鉄舟の号。禅道場でもある。


浩然と 志は気の師なり 秋の雲      無得庵是空

令和5年8月30日
山波平九朗

柔らかな動きを


合気道は年齢によって稽古の方法を変えたらいい。中学生、高校生のような瞬発力は歳とともに消えてゆく。ある年齢になったら武術の持つ緊迫感は秘めながら、柔らかくゆったりとした動きを繰り返す。力は抜く。

居合とは 近間の弓なり 青蜥蝪         無得庵是空

木曜日は 居合刀を使って 居合の稽古



令和5年8月29日
山波平九朗

剣を振る


合気道の身体作りに剣・杖を振る。とにかく振る。スポーツの基本が走ることと同じ。武術の基本は日本刀。まずこれをこなさなければ。体術の身体にはならない。まず振る。

十薬や 古今に二路無し 剣の道       無得流俳句  無得庵是空
令和5年7月6日
山波平九朗

間とは魔

間とは魔。相手との距離は目に見えないモノ。眼では測れない。武術はそれをつかむために稽古を繰り返す。自然体になること。力はいらない。

間合いとは  遠近にあらず  梅雨の闇    無得庵是空


令和5年6月15日
山波平九朗

武士の魂


武士道というのは、いさぎよさ、公のこころ、惻隠の情。サムライには私欲がなかった。日本人からこういう精神を奪ったのは誰か?

取り戻せ 武士の魂 夏木立          無得庵是空


令和5年6月12日

武の神様

5月27日、日本武道館、第60回全日本合気道演武大会開催。この5月の全日本合気道演武大会がその年の合気道のスタートにあたる。昨日、演武、お見事でした。やはり緊張する。初めての人は巨大な日本武道館の建物に圧倒される。
いい経験・・・。武道の醍醐味は、日本武道館で演武することだ。
武道の神様がじっと見ておられる。

武の神や ここにおわすか 夏木立   無得流俳句  無得庵是空

令和5年5月28日
山波平九朗

愛刀


使っている刀は幕末の中山一貫斎。身体にちょうどいい。幕末というのがいい。もう一つは、備前長船久山祐高 慶応2年の作。これもいい。

一貫斎 一振りで変えるか 天下の春   無得庵是空


令和5年4月21日
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