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稽古は神事 やりたいときにやるというのは稽古ではない。師の前で虚心にして技を繰り返す。師を通して武神を訊ねるのだ。勝手な我が儘な稽古は無意味。武術の稽古は神事でなければならない。 蝉鳴くや そのことのみを ただ思へ 無得流俳句 無得庵是空 写真 本多青仁斎靖邦のひとり稽古 菩提亭写多・撮影 平成28年７月２７日 至道無難 山波平九朗 |
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迷いを断つ 武術によって培うものは精神力だろう。強くするのは心中。ところがなかなかそうはいかない。手に負えない賊がいる。迷いという賊だ。それを断ち切るために修行を続ける。 心中の 賊を倒して 月見草 無得流俳句 無得庵是空 写真 本多青仁斎靖邦の迷いを断つひとり稽古 菩提亭写多・撮影 平成28年７月26日 至道無難 山波平九朗 |
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修行 武道は決して暴力を肯定してるものではない。刀で人を斬ることを教えてはいない。稽古修行を通じて人を思いあう、そういう心を養って行くもの。己を捨てるというのは我がままを消し去ること。稽古を通じて身につけていく。 武の真髄 他を利するなり 羽抜鳥 無得流俳句 無得庵是空 写真 本多青仁斎靖邦のひとり稽古 菩提亭写多・撮影 平成28年７月25日 至道無難 山波平九朗 |
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喜捨 武術の行く先は捨てるということだろう。稽古によって何かを得ようとは思うな。心身にこびりついてる余計なもの、道場に捨てていくこと。これが稽古。これが修行というものだ。何もいらない。無、になる。 梅天や 重畳すれば 崩るなり 無得流俳句 無得庵是空 写真 本多青仁斎靖邦のひとり稽古 菩提亭写多・撮影 平成28年７月23日 至道無難 山波平九朗 |
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巌のごとし 武道の真価は心身共に自然だ、ということだろう。素直に、そのままの動き。これをなすために稽古をする。それも無心にである。淡々と何の欲もなく。心は大きく、巌のごとしである。 自然には はかりごとなし 梅雨長し 無得流俳句 無得庵是空 写真 日本武道館 菩提亭写多・撮影 平成28年７月21日 日々是好日 山波平九朗 |
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日本武道館 日本武道館には年2回、5月と7月にやって来る。日本武道館は1964年の東京オリンピックで柔道競技の会場になった。2020年の東京オリンピックでもそうなるだろう。いずれ改修が始まるようだ。江戸城田安門を入るとすぐ目の前。 ああ今年も 来たか夏の 江戸の風 無得流俳句 無得庵是空 日本武道館入り口の田安門 菩提亭写多・撮影 平成28年７月20日 至道無難 山波平九朗 |
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突如雷雨 昨夜の木曜稽古会、始まる6時30分、突如猛烈な雷雨。この前もあった。凄まじい夕立。暑いから開けていた窓を急いで閉める。少年部の子どもたちは異変に動じず、むしろ楽しんでいる。その中で演武の稽古に取り組む。びくびくすることはない。1時間で止んだ。これはいい経験だ。 吾は吾 人は人なり 戻り梅雨 無得流俳句 無得庵是空 写真 本多青仁斎靖邦のひとり稽古 菩提亭写多・撮影 平成28年７月14日 至道無難 山波平九朗 |
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修行 武術修行の真価は７０歳過ぎてからだろう。身体は下り坂。気力はますます充実してくる。基本の繰り返しをいかに淡々とやっていくことが出来るか、である。初心にいつでも帰れる。これが稽古、というものだろう。 剣振りて 我に神なし 送り梅雨 無得流俳句 無得庵是空 写真 本多青仁斎靖邦のひとり稽古 菩提亭写多・撮影 平成28年７月１３日 至道無難 山波平九朗 |
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武術の真 人間の身体はとても精巧に製作されているので病気というのはないと、そう、漢方は言う。身体がもうこれは？と下り坂になったとき、実はどんどん上り坂となっていく。精神は冴え切って行く。勢いである。これが武術の真、である。 これからが 上り坂なり 夏芝居 無得流俳句 無得庵是空 写真 本多青仁斎靖邦のひとり稽古 菩提亭写多・撮影 平成28年７月11日 至道無難 山波平九朗 |
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