巌の身

武蔵は尾張滞在中、道端で偶然、柳生兵庫助と出会った。お互い面識はない。達人は達人を知る。「柳生兵庫助どのでは?」「おお、宮本武蔵どのか」。

巌の身 動かぬ心 冬紅葉              無得庵是空
写真  本多青仁斎靖邦の杖             菩提亭写多・撮影

平成22年11月11日
山波平九朗

三日月

7時に青葉スポーツセンターに行った。ひとり稽古は久しぶり。外はすっきりとした三日月だった。繊月ともいう。ノの字だ。


三日月の 下で剣振る 稽古かな          無得庵是空
写真 本多青仁斎靖邦の居合            菩提亭写多・撮影

平成22年11月10日
山波平九朗

認定書

土曜日、剣術・杖術講習会の認定書を渡した。毎年、春・秋2回実施。少年部にとっては杖はおもしろい。上達もはやい。秋の合気道審査の結果も渡した。

合気とは みえない力 冬来る           無得庵是空
写真   認定書授与式              菩提亭写多・撮影

平成22年11月9日
山波平九朗



立冬

7日は立冬。冬である。静かでさっぱりとした冬の庭。春までに何かを蓄えるため土の下は蠢く。


武術修行 カタルシスなり 冬浅し        無得庵是空
写真  本多青仁斎靖邦の居合          菩提亭写多・撮影

平成22年11月8日
山波平九朗



剣を振る。長くなくともいい。一瞬でもいい。爽快感が…。


切り結ぶ その一瞬の間や 薄紅葉        無得庵是空
写真 本多青仁斎靖邦の居合          菩提亭写多・撮影

平成22年11月7日
山波平九朗


いさぎよさ

城山三郎がこういうことを言っていたのを思い出す。男の行動の基準は「いさぎよいか、いやしいか。サムライであるか、そうでないか」である。利で男は動かない。

武を学び 気を整うべし 暮の秋          無得庵是空
写真 本多青仁斎靖邦の居合の型          菩提亭写多・撮影

平成22年11月6日
山波平九朗

心を練る

木曜日、早く行く。ゆっくりと剣を振る。心が落ち着く。剣と禅。

初紅葉 一技二気迫 三残心           無得庵是空
写真  本多青仁斎靖邦の居合の型        菩提亭写多・撮影

平成22年11月5日
山波平九朗

阿部一族

森鴎外の作品。「阿部一族」読む。熊本細川藩2代目藩主忠利の死後に起きた殉死問題。殉死を認められなかった阿部弥一衛門が追腹を斬り、その一族に起きた騒動。死ぬことを奉公とする時代。熊本は、肥後モッコス、頑固一徹。背景はある。

無為自然 武は生(ぶ)なりと 神無月       無得庵是空
写真 本多青仁斎靖邦 抜刀            菩提亭写多・撮影

平成22年11月4日 
山波平九朗      

神無月

11月は神無月。日本中の神様が出雲に集まる。ここだけは神有月というのだそうだ。今朝は快晴。紅葉が始まる。


武術とは 世界遺産なり 時雨月          無得庵是空
写真 本多青仁斎靖邦の抜刀            菩提亭写多・撮影

平成22年11月2日
山波平九朗

日曜特別稽古

日曜日の稽古は青葉武道演武大会の準備となった。もうひと月もない。全員が揃うことはほとんどない。ばらばらだからまとめるのに苦労する。ただムードはたかまったようだ。

天地の間 皆わが師なり 秋の空        無得庵是空
写真  秋の審査               菩提亭写多・撮影

平成22年11月1日
山波平九朗
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