小笠原流

小笠原流の流鏑馬、その稽古や行事を追ったドキュメンタリー映像はよかった。馬に乗って3箇所の的を弓で射る。装束は晴れやか。当てることが主でない。技術よりもそのしきたりを伝承すること。武士の心だ。小笠原流礼法の基盤はここにある。単なる型ではない。

流鏑馬や 心の継承 秋の風      無得流俳句  無得庵是空
写真  ひとり稽古             菩提亭写多・撮影
平成26年10月25日
至道無難 山波平九朗

青葉武道演武大会

秋の審査が終わった。これから40周年記念の青葉武道演武大会の準備に入る。30周年は青葉公会堂だった。会場は広かった。そこそこ入るだろうと思ったら少ない。演武は人に見てもらうのではなく神に捧げるのだとわかった。そこで道場でやろうと現在の形になった。内容も年々よくなって行く。

銀杏散る 己をすてる いさぎよさ     無得流俳句 無得庵是空
写真   抜刀 天狗道場          菩提亭写多・撮影
平成26年10月24日  
至道無難 山波平九朗         

40年

道場創設40周年。今年はそう40年のお祝いの年。当時、青葉台は駅も小さく大井町線で自由が丘で乗り換えて渋谷に行った。ここへ引っ越して本部道場に通うのが難しくなった。そこで道場を作った。あれから40年。

さりげなく 剣を振る手に 秋気かな     無得流俳句 無得庵是空
写真 ひとり稽古                菩提亭写多・撮影
平成26年10月15日
至道無難  山波平九朗

逸ノ城

蒙古の逸ノ城。13勝2敗。まぐれではない。上背もあり腰が安定。いい身体に勝負勘もいい。巨漢だが身体能力に優れる。遊牧民だという。武術は弓馬刀槍という。つい最近まで日本人も生活の中に馬を使っていた。日本人の生活環境は大変化。遊牧生活者は相撲の世界に適する。

秋場所や 蒙古の嵐 砂被り      無得流俳句  無得庵是空
 ひとり稽古               菩提亭写多・撮影
平成26年10月8日
至道無難 山波平九朗

子供と合気道

子供たちへ合気道の技を教えるのは難しい。体が柔らかく、型にならない。ふにゃふにゃと倒れてしまう。第一教などそうだ。もちろん一般の大人も動きがすぐにはそうならない。そうするものだと繰り返せば大人はそうなる。子供たちはある程度骨格が決まるまで、太刀や杖を振らせる。あるとき合気道の型が無理なく入ってくる。今日は十三夜。

己を知る 山花木鳥 栗名月     無得流俳句  無得庵是空
写真 ひとり稽古           菩提亭写多・撮影
平成26年10月6日
至道無難 山波平九朗

自然な動き

時間があれば剣を振る。稽古の前は30分は繰り返す。居合の型。これがひとりでやるといいのだ。周りに何もない。気にせず、あせらずゆっくりとマイペース。それを小型カメラで撮っておく。2年ぐらい前の映像に驚く。進歩は少しづつ、だ。

目に見えぬ 神秘の動きや 秋気澄む      無得流俳句 無得庵是空
写真 ひとり稽古                菩提亭写多・撮影
平成26年10月4日
至道無難 山波平九朗

身体快復

去年の今頃、身体に異変が起きていた。咳が異様に出ていた。医者に行って薬をもらったが効かない。別の医院で心不全といわれ大学病院へ。あれから1年。むくみもあった。血液サラサラの薬など1年服用。体重が5キロ減って動きもよくなった。脳梗塞か心筋梗塞の一歩手前だったようだ。

無駄なもの 斬ってしまえ 秋時雨    無得流俳句  無得庵是空
写真  ひとり稽古            菩提亭写多・撮影
平成26年10月2日
至道無難 山波平九朗


自然のままに

己の演武を映像に撮って残していると動きを確認できていい。剣や杖は時間があれば振る。それをともかく保存する。ゆっくりと大きく振る。急がない。無理をしない。10分タイマーで時間は区切る。自然に、自然に、と唱えながら。

そのままに 自然のままに 山紅葉      無得流俳句 無得庵是空
写真 ひとり稽古               菩提亭写多・撮影
平成26年10月1日
至道無難  山波平九朗

七福神

23日の祭日、浅草七福神巡りに行ってきた。青葉台駅から直通、スカイツリーの押上駅まで。後はのんびりと浅草寺まで。このコースは案外いい。七福神の4番目、福禄寿の今戸神社。新撰組天然理心流の使い手、沖田総司の終焉の地とあった。27歳。結核でこの神社に収容され最後を迎えている。

福禄寿 美剣士死すや 秋彼岸      無得流俳句 無得庵是空
写真 本多青仁斎靖邦のひとり稽古     菩提亭写多・撮影
平成26年9月27日
至道無難 山波平九朗    

大東流柔術

甲州の武田は騎馬の訓練を重視して大東流柔術などの武術はないという人もいる。新羅三郎はそういう武術とは無縁だという。そうだろうか?日常の武士の心身鍛錬のため柔術はどこでも行われていたと思う。体系的に資料は残ってないけれど累々と引き継がれた武術はあった。それが日本の武芸なのだ。合気道はそういう流れだろう。

白い雲 今日も悔いなし 曼珠沙華      無得流俳句 無得庵是空
平成26年9月20日
至道無難 山波平九朗
<<prev 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 next>>