寒への挑戦 1月、2月はすべて稽古は寒稽古とした。これは毎年そうしている。普通、寒稽古は大寒の2、3日をやるものだが、2ヶ月間をすべて寒さへの挑戦の特別稽古だとした。これはいい。武術をこころざすもの、ずっと、稽古は続くのだ。まさに寒というのは修行の真髄というべし。その2ヶ月が終ろうとしている。 冴返る 修行は馬鹿に なってやれ 無得庵是空 写真 本多青仁斎靖邦ひとり稽古 孤舟道場 菩提亭写多・撮影 平成29年2月17日 至道無難 山波平九朗 |
ひとり稽古 久しぶり孤舟道場で剣を振る。これはいい。無心になれるひとり稽古である。あせらずにゆっくりと振る。まわりには何もない。Age is just a number.年齢を超える。剣はまさにこれだ。 この道は 果てしない道 春兆す 無得庵是空 写真 本多青仁斎靖邦のひとり稽古 孤舟道場 菩提亭写多・撮影 平成29年2月15日 至道無難 山波平九朗 |
無心 武術はうしろを振り返らず、横を見ず、真っ直ぐ向いて、身心を鍛えるのみ。心は動かず、そのまんま。何も考えない。剣は、ただひたすら振る。 剣の下 ひゅっと風切る 余寒顔 無得庵是空 写真 本多青仁斎靖邦のひとり稽古 菩提亭写多・撮影 平成29年2月13日 至道無難 山波平九朗 |
身体を空 物が大きくなって行くと、人間が小さくなっていく。だから、今、武術なのだ。身体の中身を外に出してしまって、入れ替えるものは、元の己(おのれ)。これを繰り返し常に中身は空。そうすると大きな物には決して負けない。 エイッと言う 気合い響かせ 余寒かな 無得庵是空 写真 本多青仁斎靖邦の抜刀 菩提亭写多・撮影 平成29年2月8日 至道無難 山波平九朗 |
寒明くる 武術を身につけるというのはそんな大仰なことではない。あたり前の動きをいつでもどこでも出せるということ。至道無難というのは道に到るまでそんな難しいことではない。いつからでも始めてみなさい。それが極意だと言ってる。道場に出て来る、これが上達の道なのだ。 繰り返す 技の速さや 寒明くる 無得庵是空 ある日の土曜稽古 菩提亭写多・撮影 平成29年2月7日 至道無難 山波平九朗 |
節分 今日は節分。明日から春となる。寒中にどれだけ身体を鍛えたか。どれだけ身内の弱い心と戦ったか。武術はなんといっても一歩踏み出すこと。少しずつ、少しずつ、重ねて行くこと。 春立つや 身心鍛えて 鬼は外 無得庵是空 写真 寒稽古中 菩提亭写多・撮影 平成29年2月3日 至道無難 山波平九朗 |
身心鍛える もう2月だ。早い。寒いなんて言ってられない。武術は無心にやることだ。稽古が当たり前に生活の中のリズムになって行く、これなのだ。こういう時代だからこそ鍛えるのだ。 厳しさの 中に真あり 寒明ける 無得庵是空 剣術・杖術講習会、6時間修行 菩提亭写多・撮影 平成29年2月1日 至道無難 山波平九朗 |
剣と杖 平成29年1月29日、29が二つ並ぶ。肉の日?この日、青葉スポーツセンターで6時間の荒行。剣と杖を振り続ける。武術は理屈ではない。感覚だ。この6時間、それぞれ体内に何かが目覚めたに違いない。これだけやると充実した達成感がある。 剣と杖 振る今年も 寒稽古 無得庵是空 写真 杖の型 繰り返す稽古 菩提亭写多・撮影 平成29年1月30日 至道無難 山波平九朗 |
稀勢の里 久しぶり日本人横綱誕生。外国人横綱、特に蒙古の朝青龍あたりで、感性の違いを感じた。稀勢の里、明治神宮での横綱土俵入り、よかったではないか。相撲は武道そのもの。その稽古法は合気道の稽古に学ぶこと多し。 稀勢の里に 武士道見たり 初みそか 無得庵是空 写真 本多青仁斎靖邦 抜刀 菩提亭写多・撮影 平成29年1月27日 至道無難 山波平九朗 |
寒中 22日の日曜特別稽古は天気も良く道場内は西日を浴びて快適。いい雰囲気。日曜日、ちょっと時間を工夫してやって来ると、こういう僥倖に会う。武道の稽古は不断の心がけだ。 寒中や 畳の上に 極意あり 無得庵是空 写真 日曜特別稽古 22日 菩提亭写多・撮影 平成29年1月23日 至道無難 山波平九朗 |
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