遠当て

当身というのは体術の真髄。崩して技をかける。遠当てというのは離れたところで気を外すこと。武術は身体能力の増進と、こういう相手をめくらます、技術も進歩させた。

遠当てや 合気の気なり 秋の月             無得庵是空
写真  本多青仁斎靖邦のひとり稽古          菩提亭写多・撮影

平成23年10月29日  
山波平九朗     

天真爛漫 至道無難

無垢な子供に漢字を書かせて、それをそのまま手本とする書道家がいるという。子供の何者にもとらわれない自由な心が師なのだという。武道もそうだろう。いいとかわるいとかそういうことにはこだわらない。そのまんまでいい。

秋行くや 天真爛漫 我が師なり            無得庵是空
写真  ひたすら真剣を振る。本多青仁斎靖邦。     菩提亭写多・撮影

平成23年10月25日
山波平九朗

芸術の奥 至道無難

落語がブームだ。テレビの初期、落語家がやたらと登場した。芸人を育てる時間がない。育ってる芸人が手っ取り早い。落語家たちは引っ張りだこだった。それがどこかで醒めてしまってブームは去った。ところが今寄席は人気のスポット。弟子を育てる仕組みが面白い。 落語の世界に妙に惹かれる。

武術には 果てあるべからず 秋の雲        無得庵是空
写真 本多青仁斎靖邦のひとり稽古        菩提亭写多・撮影

平成23年10月24日
山波平九朗

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フクシマの英雄

「フクシマの英雄」がスペインで表彰さる。あの時の感動は忘れない。日本だけでなく世界が認めた消防士たちの沈着な行動。影で支えた妻のメールもあった。武士道精神ここにありである。

虫の声 わが剣の下で すだきおり        無得庵是空
写真 本多青仁斎靖邦のひとり稽古        菩提亭写多・撮影

平成23年10月23日
山波平九朗

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早抜き

暗くなった。秋の夜はやはり釣瓶落としのごとくだ。稽古の前に徹底して居合の型をやる。無双直伝英信流の「早抜き」を最近やっている。VTRは正直だ。

秋行くや 裂帛の気合 型稽古          無得庵是空
写真 本多青仁斎靖邦のひとり稽古        菩提亭写多・撮影

平成23年10月21日
山波平九朗

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日本の文と武

武術は江戸時代・徳川幕府の260年に見事に花開いた。鎖国政策により外敵が現れなかった。ゆったりした時間。豊かな自然と結びついたシンプルな生活。創意工夫。武術を頂点とした身体能力の淘汰。日本独特の文化。


身に入(し)むや 当身を入れる 崩し技        無得庵是空
写真 本多青仁斎靖邦のひとり稽古        菩提亭写多・撮影

平成23年10月20日
山波平九朗

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世に棲む日々

司馬遼太郎の「世に棲む日々」は昭和47年に読了しているが、また読み始める。吉田松陰の伝記。というより司馬史観で青年吉田松陰が生き生きとえがかれ、今にも飛び出してきそうな独特の筆致。人物が面白い。

一生を 武人として生き 秋の雲         無得庵是空
写真 本多青仁斎靖邦のひとり稽古        菩提亭写多・撮影

平成23年10月19日
山波平九朗

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一の太刀

塚原卜伝のドラマが面白い。剣豪小説などでは晩年の卜伝の逸話は多い。囲炉裏に座っているところを宮本武蔵に斬り付けられた。瞬間、鍋の蓋で受けて制する。ドラマは若い修行時代。京に上って御前試合で盛り上げる。


武術とは 死中に活なり 虫時雨           無得庵是空
写真  本多青仁斎靖邦のひとり稽古        菩提亭写多・撮影

平成23年10月18日
山波平九朗

秋の審査

秋の審査。これは緊張しますね…。その前に十分な準備です。これが審査の意義。少年部は素直な心で平常心。あがったりしないようです。

合気道の 秋の審査や 気みなぎりて         無得庵是空
写真  審査の様子              

平成23年10月17日
山波平九朗

木曜稽古会

10月13日の木曜稽古会。いい月だった。満月の翌日。それでもまん丸。稽古の後、この月には思わず立ち止まる。足元では虫の声がする。深まる秋。

道場の 窓に月と雲  虫の秋            無得庵是空
写真  その日の本多青仁斎靖邦ひとり稽古     菩提亭写多・撮影

平成23年10月15日
山波平九朗
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