道場

柔道や合気道は畳の上でやるもの。マットでもいいんだがキチッと組み込まれていなければならない。ところがそういう場がなくなった。道場という雰囲気の施設が少なくなった。床の上にマットを並べて受身の稽古。これでは…?

雨あられ とくれば同じ 春の水        無得庵是空
本多青仁斎靖邦 ひとり稽古 孤舟道場     菩提亭写多・撮影
平成30年3月23日
至道無難 山波平九朗




古を稽える

武術の修行している間、これは充実の時、なのだ。ただ無為に時間を過ごしているのではない。その修行の成果というものは見えない。すぐにどうだとはいえないのだ。稽古人どうしがその時間おおいに影響しあっている。何かが身体に浸み込み込んで行く。結果をあせらない。まず、3年。死に物狂いで、やるべし、だ。

いま古(いにしえ) 稽(かんがえ)る時  春の泥     無得庵是空
写真  本多青仁斎靖邦のひとり稽古          菩提亭写多・撮影
平成30年3月16日
至道無難 山波平九

放下着

昨晩、久しぶり真剣を振った。中山一貫斎。いつも振ってる模造刀とずしりと違う。身体にグッと来る。無心。立ち技、座り技、ゆっくりと振る。禅語で放下着という。何もかも捨ててしまいなさい。中から余分なもの出て行った。

今日の稽古 忘れてもよし 彼岸前        無得庵是空
写真 本多青仁斎靖邦のひとり稽古 孤舟道場   菩提亭写多・撮影
平成30年3月13日
至道無難 山波平九朗

浅く見るな

道場はただ合気道の型を稽古に行くだけではない。学ぶのは型以外のものだ。吸収するのは身体である。知らないうちに身体の中に稽古による大きな財産が蓄積していく。頭で解決してはならない。道場は道の場。そこで感じ取れ。


深いものを 浅く見るなよ 春出水       無得庵是空
写真 本多青仁斎靖邦のひとり稽古       菩提亭写多・撮影
平成30年3月13日
至道無難 山波平九朗

近道はない

「機心は創造心を失う」というのがある。機械に頼ると楽だ。井戸水を汲むのは手作業だった。それを機械化しようとしたときの言葉だという。身体は動かせという戒め。近道はない。身体を使って動いてるのがいい。止まったらどこかおかしくなる。

人生に 近道はなし 春の山           無得庵是空
本多青仁斎靖邦のひとり稽古           菩提亭写多・撮影
平成30年3月8日
日々是好日 山波平九朗



いましめよ慢心

3月に入ると少しは暖かくなったようだ。1,2月の稽古は全て寒稽古としてそれぞれどれだけ参加出来るか、己との戦いを出欠表提出の形にした。武術の稽古は挑戦だ。行くか行かないか、己の意志だ。稽古にこれまでという自己限定はない。ひと足ずつひと足づつの積み重ね。理屈はいらない。

いましめよ 修行の慢心 春の月          無得庵是空
3月4日 日曜特別稽古会              菩提亭写多・撮影
平成30年3月6日
至道無難 山波平九朗

3月の満月

3月1日の木曜稽古会。真ん丸いお月様が天空にあった。道場の天窓からも見える。道場はまわりから少し高いところにある。暦でゆうと満月は3月2日なんだが14夜も壮絶に丸い。その満月が見守る中、稽古は淡々と進んでいく。

暗闇に 満月冴ゆるや 春惜しむ         無得庵是空
写真 木曜稽古会                菩提亭写多・撮影
平成30年3月2日
至道無難 山波平九朗




利休の忌

2月28日は千利休の命日。戦国時代の茶人で、織田信長、豊臣秀吉、と茶の世界で人間を作り上げた。その利休の命日は、豊臣秀吉に切腹を命ぜられた日、である。その瞬間は武士と以上に武士だったといわれている。


当たり前が いつでもどこでも 利休の忌        無得庵是空
写真 本多青仁斎靖邦杖術の指導          菩提亭写多・撮影
平成30年2月28日
至道無難 山波平九朗


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春来る

立春過ぎる。朝夕、少しずつ明るくなって来ている。稽古修行は季節に関係なし。淡々と続けなければならない。道場に来てみると何のことはない。稽古というのはドラマだ。その日完結する。次の稽古はまた新しいドラマが始まる。


道場の 畳の上の 余寒かな           無得庵是空
写真 第32回剣術・杖術講習会          菩提亭写多・撮影
平成30年2月16日
至道無難 山波平九朗




平常心

第35代横綱双葉山定次の言葉に、「稽古は本場所の如く、本場所は稽古の如く」というのがある。稽古への取り組む姿勢。平常心だ。とにかく稽古は基本の繰り返し。その成果が実戦に出る。余計なこと考えず、無心、に取り組め。

武術とや 自得するもの 光悦忌        無得庵是空
写真 本多青仁斎靖邦 剣・杖講習会      菩提亭写多・撮影
平成30年2月11日
至道無難 山波平九朗









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